肺年齢
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呼吸機能は二十歳前後をピークに加齢とともに低下していきます。
肺年齢を知ることで、肺への健康意識を高め、定期的な測定で、呼吸器疾患の早期発見、早期治療に役立ちます。
胸部X線検査も肺の検査ですが、肺の異常を発見できるものの、呼吸機能の低下は見つけにくいのです。
肺年齢は見た目では分からない肺の健康を知るヒントです。
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当院では、この検査を「スパイロメーター」という医療機器を使い測定します。
測定はいたって簡単。痛くもかゆくもありません。時間も数分です。
検査結果を基に、10分くらいで肺年齢が分かります。
しかし、肺年齢だけを見るのではなく、当院では呼吸器の専門医が評価コメント等を皆様にアドバイスしております。
肺年齢検査にかかる費用は、条件によって異なりますが、約800円程度です!!
これを機に一度、肺年齢を調べてみてはいかがでしょうか!!!
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検査結果の例
検査結果に対応して表示されるコメントの例です。
A 異常なし 肺疾患の可能性は低いです。同性同年代の平均値に比べて数値が良く、今後も定期的な呼吸機能検査を続けて、健康を維持してください! B 境界領域
(現時点では異常なし)同性同年代の平均値に比べ数値がやや悪く、今後も定期的な呼吸機能検査を続ける必要があります。 C 肺疾患の疑い COPDの可能性は低いですが、同性同年代の平均値に比べて数値が悪く、他の肺疾患の疑いがあります。専門医による再検査が必要です。 D COPDの疑い 軽症COPDの疑い。現段階で自覚症状が無くても、放置すると重症化する恐れがあります。専門医による再検査が必要です。 E COPDの疑い 中等症以上のCOPDの疑い。専門医による再検査が必須です。適切な治療を早期に行うことで症状を改善し、疾患の進行を抑制することができます。
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COPDとは?
COPDとは「慢性閉塞性肺疾患」のことを言います。
有害な粒子やガスを吸い込むことで、肺や気管支が炎症を起こし、それが原因で呼吸が上手くできなくなること等の病気のことを言います。
COPDの主な原因は喫煙と言われております。また、粉じんや化学物質を吸い込んでしまうような仕事に従事されている方も発症する確率が健常者の6倍とも言われています。
人間の肺の中にある「肺胞」では、酸素と二酸化炭素とのガス交換がおこなわれますが、COPDはこの酸素を取り込む肺胞の壁が破壊され、正常に呼吸が出来なくなり、”肺気腫”や”慢性気管支炎”などの病気を引き起こす可能性があります。
是非とも当院で早期発見や予防を兼ねて「肺年齢」の測定をし、健康な生活を送りましょう!!